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教室用プログラムについて
「国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力や想像力を養い言語感覚を豊かにし、国語に対する認識を深め国語を尊重する態度を育てる。」
これは、「学習指導要領」で、国語の第1に示された「目標」です。
さらにわたしたち「ことばの学校」は、国語教育を以下のように定義します。
~「聞く(聴く)・話す・読む・書く」の4技能の、均質かつ高度な習得を目的とし、日常生活全般から、法律、経済、教育、理化学、医学、工学などの専門分野、第二言語を駆使する国際コミュニケーション能力まで、ありとあらゆる領域で、その礎となる言語の運用能力を開発させる宿命を背負うもの、かつ、創造性、想像性の原点となるもの~
しかしながら、現状、民間の教育機関に求められる国語教育は、教科書の内容理解を補完したり、入学試験の題材文(抜粋された文章の一部)を元にした教材を演習する受験対策だったり、知識の詰め込みだったりで、独自性の希薄なステレオタイプの対策になりがちです。これは、入試科目における国語科の位置づけに起因するものであり、本来はすべての土台となるべき母国語の学習が、入試制度と出題の内容、形式からの呪縛によって、歪曲化された結果なのです。
国語の能力開発には、教科書を中心とした学校教育が基礎となることは言うに及びません。しかし、多岐多様な分野で活躍する人材に求められる、より高度な言語能力を養うには、教科学習には限界があります。
灘中学を東大合格日本一の進学校に導いた、橋本武先生の実践のように、一冊の書籍から森羅万象を題材に、深く掘り下げる力を育む指導が、この時代にこそ求められているのではないでしょうか。
わたしたちは、「ことばの学校」が提供する「読むとくメソッド(R)」をとおして、多くの子どもたちに、知識、教養の裾野を広げ、視野を拡大する、そして、自己実現の希望を知覚させる、その可能性を国語教育に付加する唯一無二の手段として、読書の有用性を追究していきます。
先生の教室に通う児童・生徒のみなさまにとって、この、まったく新しい国語の学習メソッドが、これまでの学習に、さらに有意義な価値をもたらすものとしてご利用いただけますように、ぜひ、導入をご検討ください。
ひとりでも多くの子どもたちに、読書の醍醐味が豊かな人生の一端を担うものとなるよう、願ってやみません。